IMG_01592

 

NPO法人ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会の第3回通常総会は5月23日、東京・四ツ谷のプラザエフ8階会議室で開かれました。

被爆70年・戦後70年の節目の年、安倍内閣が夏までに安保法制の成立をもくろむ一方、NPT会議が最終決議を採択できぬまま閉幕するという重大な情勢の下で開かれた総会には、書面決議・委任状を含め一一八名が参加。継承する会の存在と活動のいっそう大切な役割を確認し合い、予定された議案をすべて原案どおり採択しました。

 

総会は、会員が進んで参加・協力できる会をめざそうという岩佐幹三代表理事のあいさつに始まりました。事業報告の一つの目玉は継承センター設立委員会で検討を重ねて来た「継承センター設立構想」の発表。「被爆者の死と生、たたかい」を人類の歴史に刻むアーカイブとしてのセンターは、記憶遺産館および継承・交流活動の2つのスペースをもつ現実の場としての「継承センター」と、場所にとらわれない「オンラインアーカイブ」から成り立ちます。その構想と実現への道筋について、濱谷、岡山両委員がスライドを用いビジュアルに紹介しました。

 

IMG_01622

つづいて木戸季市さんがNPT再検討会議での被団協代表団の活動を報告。最終文書は採択されなかったものの、国連での原爆展や被爆者の証言・メッセージはよく受け止められ、若い人たちの活躍など継承への新しい芽も見え始めたと語りました。

事業計画をめぐっては、設立構想の実現に向けた資金集めの重要性をはじめ、こんな情勢だからこそ被爆者の証言が求められている、日本人は今までやってきたことに向き合い考える必要がある、など戦争・原爆体験世代が発言。さらに受け継ぐ世代からも、70年を生きて来た被爆者たちのいま言い遺したいことを記録して残していく調査活動の提言や、スマホやフェイスブックを活用して若い人たちへの発信力を強める必要についてなど、積極的な発言がつづきました。

閉会のあいさつは中澤正夫副代表理事。お金も必要だがスピードも必要。今日の参加者はスマホを使えるか使えないかで2つの層に分かれるが、安保法制には若い人たちも危機感をもって集まってきている。これは原発や広島・長崎、私たちの活動にものすごくつながっている。若者とつながりながら、推進チームをつくっていこうと締めくくりました。

 

当日の岩佐代表理事による挨拶文は以下より御覧ください。

岩佐代表理事挨拶